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上陸じょうりく拒否きょひの特例とくれいとは、上陸じょうりく特別とくべつ許可きょかを受うけて日本にほんに滞在たいざいしている外国がいこく人じんが、日本にほんを出国しゅっこくして再度さいど日本にほんに入国にゅうこくする際さいに、上陸じょうりく拒否きょひ期間きかん中ちゅうであれば、入国にゅうこくする度たびに入国にゅうこく審査しんさ官かん、特別とくべつ審理しんり官かん、法務大臣ほうむだいじんの審査しんさが必要ひつようで無駄むだな部分ぶぶんがありました。

その無駄むだをなくすために、すでに日本にほんから出国しゅっこくしていても、退去たいきょ命令めいれいで退去たいきょして相当そうとうの期間きかんが経過けいかし、在留ざいりゅう資格しかく認定にんてい証明しょうめい書しょやビザびざ（査証さしょう）が取得しゅとくできていれば、法務大臣ほうむだいじんが適当てきとうと認みとめるときは、入国にゅうこく審査しんさ官かんが上陸じょうりく許可きょかの証印しょういんをできるようにした制度せいどです。

Q&A（法務省ほうむしょう入国にゅうこく管理かんり局きょく引用いんよう）

2010年ねんから上陸じょうりく拒否きょひ事由じゆうに該当がいとうしている人ひとについての取扱とりあつかいが変かわると聞ききましたが，具体ぐたい的てきにどのように変かわるのですか。
例たとえば、退去たいきょ強制きょうせい歴れきがあるため上陸じょうりく拒否きょひ期間きかん中ちゅうの外国がいこく人じんが、本国ほんごくで日本人にほんじんと出会であって婚姻こんいんした場合ばあいに、法務大臣ほうむだいじんが、諸般しょはんの事情じじょうを考慮こうりょして上陸じょうりく特別とくべつ許可きょかを与あたえたようなときであっても、その後ご、その外国がいこく人じんが本邦ほんぽうに再さい入国にゅうこくしようとするたびに、入国にゅうこく審査しんさ官かん，特別とくべつ審理しんり官かん、法務大臣ほうむだいじんと三さん段階だんかいの手続てつづきを経へて上陸じょうりく特別とくべつ許可きょかをしなければならないことになるなど、必かならずしも合理ごうり的てきとはいえない場合ばあいもありました。
現在げんざいは、外国がいこく人じんに上陸じょうりく拒否きょひ事由じゆうに該当がいとうする特定とくていの事由じゆうがある場合ばあいであっても、法務大臣ほうむだいじんが相当そうとうと認みとめるときは、改あらためて入国にゅうこく審査しんさ官かん，特別とくべつ審理しんり官かん，法務大臣ほうむだいじんと三さん段階だんかいの手続てつづきを経へて上陸じょうりく特別とくべつ許可きょかを再度さいど行おこなわずに、入国にゅうこく審査しんさ官かんが上陸じょうりく許可きょかの証印しょういんをできるようにすることにより上陸じょうりく手続てつづきの簡素かんそ化かされました。
特例とくれいの対象たいしょうとなる人ひとが法務省ほうむしょう令れいで定さだめられたと聞ききましたが，どのような人ひとが対象たいしょうとなるのですか。また，対象たいしょうとなった人ひとには、そのことが知しらされるのですか。
特例とくれいの対象たいしょうとなるのは、入管にゅうかん法ほう第だい5条じょうに規定きていする上陸じょうりく拒否きょひ事由じゆうのうち、同どう条じょう第だい1項こう第だい4号ごう，第だい5号ごう、第だい7号ごう、第だい9号ごう又または第だい9号ごうの2に該当がいとうする方ほうで、法務省ほうむしょう令れいが改正かいせいされる7月がつ1日にち以降いこうに再さい入国にゅうこく許可きょかを受うけた方ほう、難民なんみん旅行りょこう証明しょうめい書しょの交付こうふを受うけた方ほう、在留ざいりゅう資格しかく認定にんてい証明しょうめい書しょの交付こうふや査証さしょう（法務大臣ほうむだいじんとの協議きょうぎを経へたものに限かぎる。）の発給はっきゅうを受うけた方ほうで法務大臣ほうむだいじんが特別とくべつな理由りゆうがあると認みとめた方ほうです。これらの方ほうには、相当そうとうと認みとめるときには通知つうち書しょを交付こうふして知しらされます。
通知つうち書しょが交付こうふされた場合ばあいは、通知つうち書しょに記載きさいされた上陸じょうりく拒否きょひ事由じゆうに該当がいとうすることのみによっては上陸じょうりくを拒否きょひされることはありませんが、他たの上陸じょうりく拒否きょひ事由じゆうに該当がいとうしていた場合ばあい等とうには上陸じょうりくを拒否きょひされることになります。